中国保健省は、呼吸器疾患の症例急増を受けて、発熱患者のための診療所の数を増やすよう地方自治体に呼び掛けた。
ロイター通信によると、中国保健省は11月26日、同国が呼吸器疾患めまいの症例数の増加に悩まされているため、発熱患者のための診療所の数を増やすよう地方自治体に呼び掛けた。
中国国家衛生健康委員会(NHC)のミー・フォン報道官は、急性呼吸器疾患に関連する症例の増加は、既存の病原体、典型的にはインフルエンザウイルスの蔓延によるものだと説明した。
ミー氏は記者会見で、「関連症例に対する診療所と治療エリアの数を増やし、適切な治療時間を増やし、患者への医薬品供給の保証を強化する努力が必要だ」と述べた。
NHCの広報担当者は、「学校、児童養護施設、養護施設などの混雑した場所での病気予防をしっかりと行うと同時に、親族の面会や面会の回数も減らす必要がある」と付け加えた。
特に小児患者は主に首都北京や遼寧省など中国北部の省に集中しており、これらの地域の病院は過負荷となっている。
中国国務院の代表は、インフルエンザの流行は来年の冬から春にかけてピークに達する一方、一部の地域ではマイコプラズマ・ニューモニエ菌(幼児が罹患することが多い肺炎の原因の一つ)の感染率が依然として高いと予想していると述べた。
同庁はまた、新型コロナウイルス感染症の新たな発生の可能性を排除していない。
国務院の代表は「すべての地方は感染症症例に関する情報の報告を強化し、情報の流れが迅速かつ正確に報告されるようにすべきだ」と述べた。
先週、中国北部地域で謎の呼吸器疾患が突然発生し、多くの小児病院がパンク状態となった。
11月22日、世界保健機関(WHO)は、新興疾患監視プログラム(ProMED)が中国北部で小児呼吸器疾患のクラスターを記録したことを受け、中国に対しさらなる情報提供を求めた。